とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

IT業界での契約と品質と責任

Twitterでも度々話題にはなりますが、システム関係で顧客から仕事をもらうときは必ず契約を行う必要があって、今回はそのことについて書きたいと思います。
契約の区分としては請負契約・準委任契約・派遣契約に分かれます。請負契約は納品の責任が求められるため、前に本ブログで紹介した検収作業が発生します。

http://toaruit.hatenablog.com/entry/2018/05/12/152436

かたや準委任契約・派遣契約は、成果物を納品する責任はありません。基本的には働いた期間での契約となります。詳細な違い等については、下記の記事にまとめられています。

【準委任契約とは?請負契約と委任契約との違いを徹底解説】
https://itpropartners.com/blog/7313/

準委任契約はIT業界ではSES契約と言われ、フリーランスの方は大抵SES契約で仕事を請け負っています。
この準委任契約ですが、納品の責任はないとはいえ、もちろんその仕事の品質が評価されないということではないです。品質に問題があれば最悪、やり直しというケースもあり得ます。

【俺、コンサルタント。準委任だから品質には責任持ちません】
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1901/07/news010.html

もちろん、いい加減なことをしてしまえば、次から契約を結んでもらえなくなるので、そういう業者は淘汰されていくのですが。。契約形態に関係なく、ITの現場のエンジニアはプロ意識を持って、働いていきたいですね。