とあるIT屋の独白

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ファイナンス思考について調べてみた

少し前に、ファイナンス思考の本が発表されビジネス関係の記事で話題になりました。遅ればせながら、このファイナンス思考がどういうものなのか少し調べてみました。
まず、概要について下記の記事にまとめられています。企業の決算において目前のPLも大事ですが、企業価値の最大化をいかに実現する為にいかに投資を行うか、といった視点も持ったないと、環境の変化に取り残されてしまう可能性がある、といった内容になります。

【「PL脳」から抜けられない日本企業の末路 必要なのは企業価値を最大化する思考だ】
https://toyokeizai.net/articles/-/231292

企業価値を計る方法はいくつかありますが、投資に対するリターンを将来的にどう見込むかという観点だとDCF法がよく使われるかなと思います。このリターンというのは、PL上の利益ではなくキャッシュフローで考えます。

【DCF法、ディスカウントキャッシュフロー法について解説】
http://www.nsspirit-cashf.com/dcf.html

各企業でこのファイナンス思考がどのように実践されているかというと、創業家がいる会社や一度危機を向かえて変革した会社の方が、このような思考になる傾向があるらしいです、下記の記事をよむと。逆にサラリーマン社長だと、短期間で成果を出さなければいけないので目先のPLに目が向きがちとのこと。

【創業経営者の後継として、「東大出身のナンバー2」と「いかにもボンボンな二代目」のどちらが最適か?】
https://diamond.jp/articles/-/176326

自分の中の会社はファイナンス思考になっているのか、それともPL思考のままなのか、ちょっと考えてみるのも面白いと思います。