とあるIT屋の独白

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日大のアメフト事件から考えるコミュニケーション

今になってようやく話題が沈静化した感がある、日大アメフト事件。事件が起きてから、かなりの期間ニュースで取り上げられてきたかと思います。今回は、少し前に行われた内田監督の最初の記者会見から反面教師的にコミュニケーションをどう上手くとればいいかについて取り上げたいと思います。

まず、着目するのは内田監督ではなく、主役以上に目立った司会の米倉氏。記者に対してキレまくった米倉氏ですが、会見で繰り返される同じような質問に堪忍袋の緒がきれてしまったのではと下記の記事でふれられてます。

 

【“逆ギレ司会者”にも一分の理…アナウンサーは取材者なのか出演者なのか】

http://www.hochi.co.jp/entertainment/column/20180526-OHT1T50053.html

 

回答する側が煮え切らなかったという点もありますが、質問者側がもう少し深い内容に切り込めないものかと、感じた方もいるかと思います。下記の記事の通り、よい質問というのは流れの中で生まれるものであって、事前に用意したものは、あまり相手の心をとらえないそうです。

 

【優れた人ほど質問力が高い? 「良い質問」をするコツとは】

https://www.lifehacker.jp/2016/10/161028book_to_read.html

 

よい質問が行われれば、よい回答が生まれる可能性が高まります。また、会話の流れができ、言葉のキャッチボールがスムーズにできるということは、癒しの効果もあるとのことです。下記の記事でふれられている即応力ですね。

 

【「雑談力」や「聞く力」よりも○○力がコミュケ―ションのカギ】

https://diamond.jp/articles/-/170824?display=b

 

さて日大の内田監督は会見で、なぜ頑なに、自分の非を認めなかったのでしょうか。コミュニケーションの問題とは少しそれますが下記の記事では、権限と責任の観点より、内田監督は権限はあっても責任はなかったから、と述べられています。

 

【なぜ日大は炎上したのか? 原因は「オレはそんなこと言っていないおじさん」の存在】

http://www.itmedia.co.jp/business/spv/1805/29/news042_0.html

 

記者会見に限らず普通に人と話すときでも、相手は権限があるだけなのか、責任までとれる人なのか、ということを意識すると、認識の齟齬や後でしっぺ返しをくらうことが少なくなるのではと感じました。