とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

忖度することについて考えてみる

昨今、ニュースなどでよく使われる「忖度」。今日はこの忖度について、企業においてどのような影響があるかについて考えてみたいと思います。

まずは、下記の記事をご覧頂きたいのですが、忖度も度が過ぎてしまうと山一証券のように企業の破綻まで引き起こしてしまう可能性があるということです。当人たちは良かれと思ってやってるわけですが、それがコンプライアンス的にNGかであるか、という観点がぬけてしまうわけです。

 

【忖度と親分子分の文化】

https://www.insightnow.jp/article/10049

 

下記の記事でも、忖度が行われることによる弊害が述べられています。一番の弊害は現在の会社の状況について、経営者が正しい情報を把握できないということです。変に忖度が行われると、都合が悪い情報や本来把握すべきことが経営者に伝えられないということが起きる可能性があります。

 

【「忖度社員」は企業と経営者に有害でしかない】

https://diamond.jp/articles/-/168135

 

ここまで忖度はあまりよい影響を与えないという、負の部分を紹介しました。さて、なぜこのような忖度が発生するのだろうか。下記の記事によると、日本特有の考え方や価値観が関わってくると、述べられています。

 

【「忖度する社会」、日本の特有性を理解することが重要】

http://www.meiji.net/life/vol148_tokuou-konishi

 

忖度するとは、直接的に言葉にしなくても相手の雰囲気や言い回しをくんであげるということ。これは日本社会の文化であり、よい面もあると思うので悪い方面に行かずに、よい方向に活かしていければよいのになと感じます。