昨今、様々なWebサービスが作られているものの、もちろん失敗するケースもあるわけです。よく言われることとしては、成功するかはリリースしてからではないと分からないので、素早く作って改善するということが大事なのではということです。
少し前だと下記の記事のように、6時間で作ったサービスがかなりのPV数を集めたことで話題となりました。
【「1人で6時間で作った」 Twitterで匿名質問「Peing」人気、月間2億PV超えへ】
http://www.itmedia.co.jp/news/spv/1712/11/news089_0.html
作成者のせせりさんも、一朝一夕でこのようなサービスを作れるようになったわけではなく、そこに至るまでには様々な経験や試行錯誤があります。下記に詳しくまとめられていますが、今まで数多くのWebサービスを立ち上げています。
【【7年かかった】19歳から7年、1人で30個のWebサービスを作り一発当ててもう働く必要がなくなったので振り返ってみる】
http://blog.sesere.net/entry/2017/10/27/183957
数多く作るというのがよいのか、という議論はありますが、失敗や成功を繰り返すことである種のカンどころが掴めてくるのかなと感じます。最初から成功が分かっててWebサービスを立ち上げることは、この変化が激しい世の中でほぼないかなと思うので、失敗しつつ仮説・検証のサイクルを繰り返すことが大事かなと考える次第です。
下記はSlackに関する記事なのですが、Slackは元々コミュニケーションツールを開発しようとしたわけではなく、ゲームの開発が失敗した末にSlackのサービスを生み出しました。
【2度の失敗、社員の解雇 スラックCTOが語る困難の乗り越え方】
https://forbesjapan.com/articles/detail/18952
Slackではけっこう大きな失敗をした後に成功したわけですが、この失敗による影響を小さくおさえるために、リーンスタートアップの考え方は大事になってくると思います。以前に本ブログで取り上げたPoCと考え方は似ているのですが、実際にサービスを展開する際もスモールスタートで始めてから、機能を改善していくようなアプローチとなります。
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