とあるIT屋の独白

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キュレーションサイトの課題について考えてみる

昨年からWELQやNaverまとめなど、キュレーションサイトに関する問題が指摘されています。主な問題としては他サイトのコンテンツの盗用なのですが、そもそもキュレーションとはある一定のポリシーにしたがってコンテンツをまとめることに意義があると考えていて、なぜ盗用という問題が生じるのかという点は個人的に引っかかる部分であります。

まずは、そもそものキュレーションの意味について、下記ページにあります。

 

【「キュレーション」とは?今知っておきたい旬キーワード!】

http://smmlab.jp/?p=9035

 

インターネット情報にある様々な情報を、意味付けされた上でまとめることにキュレーションサイトの価値があります。なお、DeNAが運営していたMERYに対して、ユーザが感じていた価値は下記ページに書いてあります。

 

【女子高生が「MERY」を好み復活を求める理由】

http://m.japan.cnet.com/story/35093775/

 

事業者側から見るキュレーションサイトの価値として、重要な指標はPV数となります。PV数を追求するあまり、コンテンツの無断転載が行われたり、内容の精査不足といったことが疎かになるのではとのことです。

 

【キュレーションメディアの問題の本質】

http://asread.info/archives/3459

 

もちろん、このようなずさんな対応はDeNAのケースのように、ユーザから批判の的とされます。だからこそ、DeNAはいち早く非公開という判断をしたものかと。

 

【「モラル違反は、法律違反より軽い」という勘違い】

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/121400742/?ST=spleaf

 

事業者側の責任が主に問われていますが、我々ユーザ側も無断転載を行わないようなモラルも問われているのではないかと思います。こういったモラルはキュレーションだけでなくTwitterなどにも言えることですが、ユーザ参加型のコンテンツは秩序をいかに保つかという点が、まだまだ課題である気がします。

コンテンツ自体は有用であるものも数多くあると思うので、利便性を損なわずに何かよい方法があればいいんですがね。。