とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

IT業界の契約

BtoBでシステム開発を請け負う時は、必ず契約が発生するのですが、これが中々トラブルの元になったりしています。下記記事のように提案段階で承諾もらったけど契約しない、というケースは稀かと思いますが、実作業にあたっては注意が必要です。

 

【提案書は正式な契約の代わりになるか?】

http://enterprisezine.jp/iti/detail/7584

 

提案時にシステム開発の金額を見積りしてベンダー側は出すのですが、当初予定通りの要件で進めば問題ないのですが、個人的な経験ではそうならないケースの方が多いです。追加費用や契約変更してもらうのも難しいことが多いので、ベンダー側が負担する結果となるのが現状です。

とはいえ、顧客側も最初から要件の詳細を全て把握しているわけではありませんので、全部が全部顧客責任というのも違うかなと思うところです。案件スタート時の要件ヒアリングと責任範囲について漏れなく擦り合わせし、極力トラブルが起きないように注意しなければいけません。

また、最初から全部の機能を作らずに必要な機能からリリースしていくアジャイル開発の採用も、契約時に考慮してもよいかと思います。