とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

MaaSとは何か

以前に本ブログでクラウドサービスの様々な形態として、SaaSなどを取り上げました。
http://toaruit.hatenablog.com/entry/2016/03/15/001528

今回はMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)というのが、しばしば取り上げられているので、これについて書いてみたいと思います。
MaaSってどういうサービスかといわれたときに、代表的なサービスとしてカーシェアリングが挙げられます。移動手段を保有するのではなくアプリ等を活用して、使いたいときに予約して使うというものです。

【MaaSって? 車を持たない時代が来る】
https://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2018_0518.html

日本よりもMaaSが使われているフィンランドの例が、下記の記事にあります。フィンランドでは目的地に着くまでの経路や手段を提示してくれる、MaaSアプリがあるそうです。

【欧州の交通サービス「MaaS」は日本に根付くか】
https://toyokeizai.net/articles/-/257343

欧州ではシェアリングの文化が浸透しているので、こういうサービスも生まれてくるのかなと感じます。日本ではまだまだこれからかな。。

VPoE(Vice President of Engineering)と何か

最近、IT業界の界隈ではVPoEという役職を置いているケースが結構増えているように感じます。その役割について、あまり考えてなかったので今回少し調べてみました。
VPoEの役割の概要をつかむには、下記の記事が参考になると思います。CTOやVPoPと併せて説明されているので、立ち位置が分かりやすいと思います。

【CTO・VPoE・VPoPの分立とCTO】
https://tech.gunosy.io/entry/cto-vpoe-vpop

ざっくりいうとVPoEは、エンジニアリングマネージャーのトップといえるでしょう。エンジニアの組織的な事柄、例えば採用や評価などに責任を持ちます。
また、下記の記事のようにエンジニアの生産性がいかにあがるか、といった改善活動も取り組んでいたりします。コミュニケーションをいかに活性化させるか、仕組み作りといったことも考えなければいけないので大変ですね。

【VPoEが成功の秘訣を公開! DX: Developer Experience (開発体験)が良い環境づくりとは?】
https://corp.teambox.co.jp/blog/276

生産性を上げるということは、結局は文化を変えるというところに行き着くかもしれません。そんな時は明文化して、周知するのも一つの手。下記の記事でエンジニアの社内文化を改善するような取り組みが、紹介されています。

【技術顧問だから、VPoEだからこそできること――社外の知見を社内の文化として浸透させるためには?】
https://codezine.jp/article/detail/11210

お金ではなく信用に目を向ける

以前にお金と信用について、ブログ記事を書きました。
http://toaruit.hatenablog.com/entry/2018/05/15/013350
今回も同様の内容なのですが、信用をお金にかえるという点ではなく、そもそも信用にもっと目を向けてみることをテーマに書いてみたいと思います。

お金が大事であることは疑いようがないことではありますが、まずその立ち位置というか用途について。下記のホリエモンさんの記事によると、お金はあくまで信頼をはかる道具にすぎないということ。詐欺師のように信用を捏造する、という人もまた存在すること。

堀江貴文さんが語る「みんな『お金』のことを勘違いしていないか?」】
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58222

自分がお金がなくなって焦ってしまうときは、楽にお金を稼げる方法に手を出さず、どうすれば信用を得られるのか、という観点で行動を見直してみてはいかがでしょうか。下記の記事では逆に自分が、搾取されてしまうという事例が挙げられています。耳障りの良い儲け話に対しては、それが信用に結びつくか慎重に検討した上で判断して頂ければと感じています。

情報弱者貧困層をバカにする人、搾取する人】
http://bunshun.jp/articles/-/10644?page=1

私は一応ITエンジニアをやってますので、エンジニアにとっての信用を少し考えてみたいと思います。エンジニアにとっての最も大事な信用としてあげられるのは、個人的には実績と考えてます。自分が今まで仕事や学校でどのようなものを作ったのが、知らない人から信用を得る近道と思います。
今いる環境がつらかったり合わなかったりで、辞めざるを得ない時もあるでしょう。信用を得る手段は人それぞれだと思うので、無理をしてまでその環境にい続けるのではなくどういう積み重ね方が自分は合っているか、一度考えてみるのもよいと思います。もちろん、今いる環境を安易に辞めてしまうことはお勧めしませんので、ちゃんと自分と向き合った上で後悔のない選択をして頂けると幸いです。

開発を円滑にするための手法とか環境とか

システム開発はどのように進めれば円滑に進むか、以前にアジャイル開発の手法について本ブログで取り上げましたが、
http://toaruit.hatenablog.com/entry/2016/04/24/183057

今回は手法的な面と環境的な面で、少し記事を紹介したいと思います。
まずは下記の記事、スクラムウォーターフォールをモデル化して工数をシミュレートしてみる、という面白い取り組みになります。

スクラムウォーターフォールの違いはどこにあるのか? シミュレート可能なモデルを構築して検証する】
https://codezine.jp/article/detail/11049

結論としては、手法は適材適所ということになってしまうのですが、ただ筆者の方が最後に書かれている通り、どうやったら喜びや豊かさを届けることができるか、ひいては自分たちが楽しく開発できるか、その為に手法を変えて試してみるというのは意義があると思います。もし、今の現場に閉塞感やマンネリ感がある場合は、一度手法を変えてみるのも良いかなと思います。

【米Microsoftで働く日本人エンジニアが語る、“楽しく開発”するために必要なこと】
https://logmi.jp/tech/articles/320413

人ではなく仕組みに目を向ける

少し前にrubyのコミュニティの内容に関して、Matzが苦言を呈したことが話題になりました。

Rubyのまつもと氏、「気分を害することもある。だからどうか建設的であってほしい」】
https://www.publickey1.jp/blog/19/ruby_2.html

 

これほど大きなOSSになるとコミュニティの運営も大変であり、関わる全ての人が満足できるようにするのは困難でしょう。

意見する側も、まずは自分でできるところから改善してみるというのがベターですが、もの申したくなる時もあるでしょう。そんな時は運営者を批判するのでなく、仕組みやプロセスにフォーカスして意見するのがよいと思います。下記の記事に、他責をうまく使うというのがあって参考になると思います。

【できる人は健全に「他者のせい」にしている 「自責思考」には実は限界がある】
https://toyokeizai.net/articles/-/196827

仕事をするときも自分で責任を負うだけでなく、他の人に指摘しなければいけない場面も出てくると思いますが、うまく仕組みの改善にもっていきたいですね。

サーバーサイドKotlinについて調べてみた

かなり前になりますが本ブログでKotlinについて取り上げました。
http://toaruit.hatenablog.com/entry/2017/07/04/025813

それから時が過ぎて、最近だとサーバサイドでKotlinが使われているような事例が出てきているそうなので、少し調べてみました。
下記の記事に国内での採用事例がまとめられています。サイバーエージェントやLINEなど、Web系の大手でも使われ始めていますね。

【国内の公開されているサーバーサイド Kotlin 採用事例まとめ】
http://create-something.hatenadiary.jp/entry/2018/08/27/080000

KotlinではJavaのライブラリやフレームワークが使えるのが、やはり大きいですよね。下記のSpringの記事のように、導入の仕方も整ってきたかなと思います。もちろん、KodeinのようにKotlin独自のフレームワークもあります。


【Spring Boot (Kotlin) はじめの一歩】
https://qiita.com/Yuki10/items/aef152f300a500b85725

下記はYahoo!カレンダーをKotlinに移行した際の記事。やはりシステムが大きくなると、型は厳格化した方が可読性が高まる感はありますね。また、Javaとの互換性は大きなメリットですねー。

Yahoo!カレンダーがPHPからKotlinに技術移行し品質アップ! 成功の鍵とは?【デブサミ2018 関西】】
https://codezine.jp/article/detail/11144

メンタルの不調と日本の社会の変化

以前に本ブログでメンタルヘルスについて取り上げました。
http://toaruit.hatenablog.com/entry/2018/07/15/002833
メンタルヘルス不調は日本の社会において問題になっていますが、程度がひどくなってしまうと医療機関に診断してもらうのがよいでしょう。ただ、そうなる前に出来ることがあるはずで、職場での観察や声かけでも効果はあるとのこと。下記の記事を見ると、出来るだけ上司は部下の目線に立ってケアするのが大事なのかなと感じます。

【部下のメンタル不調のサインが一番に表れる「ある部分」とは?】
https://limo.media/articles/-/7969

メンタルヘルス不調が問題として取り上げられるのが、ここ最近の気がしますが、なぜ今になってクローズアップされているのでしょうか。
私見として現在感じることは、一人一人の価値観が変化している中で、日本の社会がまだ変化の過渡期であるということです。言わずもがなですが、日本の会社の多くはまだ「タテ社会」の価値観を持っています、それに対して個人個人の価値観は水平的な社会に移行し始めていると感じます。なので若い人がいざ社会に出ようとすると、ある種の違和感を感じてしまう部分があるのかなと私は何となく考えています。
下記の記事に、このタテと水平の違いが取り上げられているので、参考になると思います。

【日本の中年男性がハマる「タテ社会の孤独」
共感力を失う人がなぜ続出するのか】
https://toyokeizai.net/articles/-/236106?display=b

さて、少し前にホリエモンさんが演劇をやっていることが記事になりました。これも、今あるタテ社会から水平的な社会に変えようとする取り組みなのかなと感じます。


【僕の足を引っ張らない社会を作る――ホリエモンが演劇をアップデートする理由】
http://www.itmedia.co.jp/business/spv/1812/15/news014.html