とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

Boxに見るビジネス向けのクラウドサービス

ブログの更新が滞ってる中、あっという間に3月になってしまいました。仕事に追われてしまうと中々自分がやりたいことへの意欲がわかず、もどかしい日々を送っています。

 

さて、今回は日常的な会話にもずいぶん浸透してきたクラウドサービスの話です。クラウドのビジネス利用は数年前から比べると多くはなりましたが、日本の企業ではまだ旧来のシステムを使っている業務もあるかと思います。システムを変えるということは業務に少なからず影響があるし、変えるのにも相応のコストがかかるのでいたしかたない部分もあります。そのような中で下記記事のような現状を変えようという、取り組みを行ってる会社もあります。

 

【40年前から進化のない企業向けシステムを、いかに「ユーザ視点を当たり前にしたシステム」にするか ~ ワークスアプリケーションズの奮闘】

http://codezine.jp/article/detail/9730

 

最近ビジネス向けで利用が増えているサービスでBoxというサービスがあります。Boxはファイル管理を行うサービスなのですが、セキュリティの高さやAPIの利用などがセールスポイントとなり採用実績を伸ばしています。

 

【ASCII.jp:「Box」新プラットフォーム、データ利活用への発想転換を促す】

http://ascii.jp/elem/000/001/268/1268165/

 

企業のファイル管理というと社内の共有サーバを、多くの企業が使用していると思いますが、容量が枯渇したりハードの障害が発生することもあり運用も中々大変です。クラウドでもGoogleドライブなど個人向けには手軽に利用できるファイル共有サービスがありますが、企業向けの機能となると下記記事のようなBoxで実装されている機能が求められてきます。

 

【ワークスタイル変革に必要なファイルサーバ「クラウド化」の条件】

http://japan.zdnet.com/article/35092260/

 

そんなBoxのCEOは、まだ30歳という若い年齢で起業しています。私ももっと頑張れるかなという気がしてきます。

 

クラウドのカリスマが描く「未来の働き方」】

http://toyokeizai.net/articles/-/136978

日本のIT業界での雇用形態

変化が激しいIT業界ではありますが、日本でもテクニカルな部分では新しいサービス開発は行われているものの、肝心の働き手の雇用形態はそれ程大きく変わっていないと感じます。日本の場合は正社員の解雇規制があって、下記記事の通りアメリカのようなプロジェクト単位の雇用が難しいといったところになります。(良い悪いは置いておいて)

 

【焦点を読む - システムを内製できない本当の理由、解雇しない日本企業はどうする?】

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/531236/101100065/?ST=spleaf

 

日本で大きめのプロジェクトとなると、外部ベンダーに頼らざるをえないのが実情となるかと思います。もちろんスキルが高いエンジニアであれば、個人でプロジェクトに参加されている方もいます。下記記事にあるインディペンデント・コントラクターのような働き方です。

 

【「インディペンデント・コントラクター」:新しい働き方の用語解説】

https://bn-journal.com/2015/09/IC.html

 

ただ、インディペンデント・コントラクターとして仕事をもらうためには高いスキルや実績が必要であり、まだまだ日本では少数であります。

いろいろ考えた結果、日本では正社員のスキームで働くことが無難という結論となるのですが、発注者側のITリテラシーが今後も高くなるような感じがするので、アメリカのようにプロジェクトも発注者側が主導で行われる流れになっていくのかなと思います。そうなった時に、発注者側の正社員に求められるスキルは今と変わってくるような気がしています。

HTMLとサーバサイドプログラムとAngularJS

Webの開発経験がある方なら一度は悩む、デザインとプログラムの分離ですが今現在もその悩みは抱えているケースがあると思います。私がWeb開発をやっていた時代は、与えられたHTMLを元にしてサーバサイド側のプログラム(PHPJavaなど)を実装していましたが、中々デザインとロジックの分離が難しく複雑なものとなってしまった記憶があります。

このようにサーバサイドで実装するHTMLを、サーバサイドHTMLと位置づけると、最近はクライアントサイドで実装(JavaScript)するクライアントサイドのHTMLという対応も選択肢として挙げられます。

 

【Web開発者の悩みを軽減! クライアントサイドでのHTMLテンプレート管理連載一覧】

http://codezine.jp/article/corner/665

 

上記記事でも取り上げられているAngularJSですが話題になることも多く、クライアントサイドのHTMLテンプレートとしての選択肢としてかなりあがってくるものかと思います。AngularJsの使い方については、下記サイトにまとめられています。

 

【AngularJS入門】

http://www.tohoho-web.com/ex/angularjs.html

 

AngularJsのようなテンプレートを使えば、SPA(シングルページアプリケーション)のWebサイトも実装の敷居が下がります。SPAに関する考察は以下のqiitaのページにあります。

 

【SPAがネイティブアプリをぶっ壊す:HTML5/Javascriptが変えるWebの未来】

http://qiita.com/kenju/items/b65d671dc8f79cb42bb6

キュレーションサイトの課題について考えてみる

昨年からWELQやNaverまとめなど、キュレーションサイトに関する問題が指摘されています。主な問題としては他サイトのコンテンツの盗用なのですが、そもそもキュレーションとはある一定のポリシーにしたがってコンテンツをまとめることに意義があると考えていて、なぜ盗用という問題が生じるのかという点は個人的に引っかかる部分であります。

まずは、そもそものキュレーションの意味について、下記ページにあります。

 

【「キュレーション」とは?今知っておきたい旬キーワード!】

http://smmlab.jp/?p=9035

 

インターネット情報にある様々な情報を、意味付けされた上でまとめることにキュレーションサイトの価値があります。なお、DeNAが運営していたMERYに対して、ユーザが感じていた価値は下記ページに書いてあります。

 

【女子高生が「MERY」を好み復活を求める理由】

http://m.japan.cnet.com/story/35093775/

 

事業者側から見るキュレーションサイトの価値として、重要な指標はPV数となります。PV数を追求するあまり、コンテンツの無断転載が行われたり、内容の精査不足といったことが疎かになるのではとのことです。

 

【キュレーションメディアの問題の本質】

http://asread.info/archives/3459

 

もちろん、このようなずさんな対応はDeNAのケースのように、ユーザから批判の的とされます。だからこそ、DeNAはいち早く非公開という判断をしたものかと。

 

【「モラル違反は、法律違反より軽い」という勘違い】

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/121400742/?ST=spleaf

 

事業者側の責任が主に問われていますが、我々ユーザ側も無断転載を行わないようなモラルも問われているのではないかと思います。こういったモラルはキュレーションだけでなくTwitterなどにも言えることですが、ユーザ参加型のコンテンツは秩序をいかに保つかという点が、まだまだ課題である気がします。

コンテンツ自体は有用であるものも数多くあると思うので、利便性を損なわずに何かよい方法があればいいんですがね。。

ビジネスとデジタル

ビジネスのデジタル化というものがさけばれて久しくなりますが、下記記事によると日本の企業はデジタルへの投資がまだまだ少ないそうです。

 

【日本はERPへの投資が大きくデジタルへの投資が低い--米ガートナーのCIO調査】

http://japan.zdnet.com/article/35090538/

 

ERPもソフトウェアなのでデジタルではないのかと考えてしまうものですが、ここでいう「デジタル」は単純にソフトウェアの利用ということではなく、デジタルを活用してビジネスの機会を広げるという意味で使われています。下記サイトにいくつか例を挙げて説明されています。

 

【デジタル・ビジネスとは、ITを活用して収益の機会を生み出すビジネスモデルのこと。(株式会社アイ・ケー・シー)】

http://www.ik-c.co.jp/2016/03/31/デジタル-ビジネスとは-人-モノ-ビジネスがインターネットを介して直接つながり-顧客との関係が即時に変化可能なビジネスモデルのこと/

 

デジタルで収益の機会を広げるといっても、自社だけでは出来ることも限られてきてしまいます。なので、他社との協業のための場であるプラットフォーム「デジタルエコシステム」が今後より重要になってくるということなのかなと。下記記事にデジタルエコシステムについてふれられています。

 

みずほ情報総研 : どのような価値を提供していきますか】

https://www.mizuho-ir.co.jp/publication/column/2016/0426.html

データ品質の重要性

企業が扱うデータにおいても、インターネット上で個人が使用するものにしても、将来的にデータは増え続けることが見込まれます。また、今後IoTが実用化が進めばより一層扱うデータが増えるでしょう。

データを蓄積するのも大事なことですが、蓄積されたデータが信頼にたるものかといったことも重要になります。下記の記事では、データの信頼性いわゆる「データの品質」について取り上げられています。

 

【銀行・保険・証券など金融業界が注目する、 ビッグデータの信頼性を向上させるデータガバナンスとは】

http://japan.zdnet.com/extra/ibm_bigdatauniversity/35071266/

 

データの品質を担保すると一口にいっても、入力を行うユーザ側がどのようなデータを入力するかやはり読めない部分があります。中々全てのケースを想定することは難しいですが、システムを運用していく中で、地道に改善が必要かと思います。

下記記事でもXBRLの活用の際の、こういったデータ品質担保のための取り組みについて書かれています。

 

【新技術を事業にしようと苦心する人と、口先だけの人の差を実感】

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/091400664/?ST=spleaf

新年にIoTを考えてみる

新年あけましておめでとうございます。

昨年はIT業界では、IoT関係のトピックが多く取り上げられていて、今年も多くの話題が出るかなと思います。ということで、最近私が気になった記事について紹介したいと思います。

まずは、身近なところで自転車に取り付けるIoTデバイスです。

 

ロードバイク乗りなら付けておきたい! 自転車をIoTで武装するサイクルコンピューター「RIDE-1」】

http://getnavi.jp/digital/94931/

 

スマホではライフログを管理するアプリは何個かありますが、こういった自転車に特化したデバイスも出てきていて今後も面白そうなものが期待できそうです。

2点目は法人向けのソリューションで、試験運用が始まっているものを紹介した記事です。

 

【“Ready to Run” 世界のIoTと日本のIoT。差はどういうところにあるのか? ─IOT Solution World Congress 2016 報告会 レポート①】

https://iotnews.jp/archives/44072

 

貨物や医療など様々な分野で、活用の検討がされていることが分かりますね。

最後に実際のIoTの実装ですが、最近では機器がそろえばnode.jsで実装できるそうです。

 

Raspberry Pi + Node.jsでIoTを体験しよう】

http://engineer.recruit-lifestyle.co.jp/techblog/2015-08-18-node5/


一昔前はこういった機器のプログラムはCを使って実装が必要だったのですが、JavaScriptで手軽に実装できるようになったんですね。