とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

ビジネスとデジタル

ビジネスのデジタル化というものがさけばれて久しくなりますが、下記記事によると日本の企業はデジタルへの投資がまだまだ少ないそうです。

 

【日本はERPへの投資が大きくデジタルへの投資が低い--米ガートナーのCIO調査】

http://japan.zdnet.com/article/35090538/

 

ERPもソフトウェアなのでデジタルではないのかと考えてしまうものですが、ここでいう「デジタル」は単純にソフトウェアの利用ということではなく、デジタルを活用してビジネスの機会を広げるという意味で使われています。下記サイトにいくつか例を挙げて説明されています。

 

【デジタル・ビジネスとは、ITを活用して収益の機会を生み出すビジネスモデルのこと。(株式会社アイ・ケー・シー)】

http://www.ik-c.co.jp/2016/03/31/デジタル-ビジネスとは-人-モノ-ビジネスがインターネットを介して直接つながり-顧客との関係が即時に変化可能なビジネスモデルのこと/

 

デジタルで収益の機会を広げるといっても、自社だけでは出来ることも限られてきてしまいます。なので、他社との協業のための場であるプラットフォーム「デジタルエコシステム」が今後より重要になってくるということなのかなと。下記記事にデジタルエコシステムについてふれられています。

 

みずほ情報総研 : どのような価値を提供していきますか】

https://www.mizuho-ir.co.jp/publication/column/2016/0426.html

データ品質の重要性

企業が扱うデータにおいても、インターネット上で個人が使用するものにしても、将来的にデータは増え続けることが見込まれます。また、今後IoTが実用化が進めばより一層扱うデータが増えるでしょう。

データを蓄積するのも大事なことですが、蓄積されたデータが信頼にたるものかといったことも重要になります。下記の記事では、データの信頼性いわゆる「データの品質」について取り上げられています。

 

【銀行・保険・証券など金融業界が注目する、 ビッグデータの信頼性を向上させるデータガバナンスとは】

http://japan.zdnet.com/extra/ibm_bigdatauniversity/35071266/

 

データの品質を担保すると一口にいっても、入力を行うユーザ側がどのようなデータを入力するかやはり読めない部分があります。中々全てのケースを想定することは難しいですが、システムを運用していく中で、地道に改善が必要かと思います。

下記記事でもXBRLの活用の際の、こういったデータ品質担保のための取り組みについて書かれています。

 

【新技術を事業にしようと苦心する人と、口先だけの人の差を実感】

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/091400664/?ST=spleaf

新年にIoTを考えてみる

新年あけましておめでとうございます。

昨年はIT業界では、IoT関係のトピックが多く取り上げられていて、今年も多くの話題が出るかなと思います。ということで、最近私が気になった記事について紹介したいと思います。

まずは、身近なところで自転車に取り付けるIoTデバイスです。

 

ロードバイク乗りなら付けておきたい! 自転車をIoTで武装するサイクルコンピューター「RIDE-1」】

http://getnavi.jp/digital/94931/

 

スマホではライフログを管理するアプリは何個かありますが、こういった自転車に特化したデバイスも出てきていて今後も面白そうなものが期待できそうです。

2点目は法人向けのソリューションで、試験運用が始まっているものを紹介した記事です。

 

【“Ready to Run” 世界のIoTと日本のIoT。差はどういうところにあるのか? ─IOT Solution World Congress 2016 報告会 レポート①】

https://iotnews.jp/archives/44072

 

貨物や医療など様々な分野で、活用の検討がされていることが分かりますね。

最後に実際のIoTの実装ですが、最近では機器がそろえばnode.jsで実装できるそうです。

 

Raspberry Pi + Node.jsでIoTを体験しよう】

http://engineer.recruit-lifestyle.co.jp/techblog/2015-08-18-node5/


一昔前はこういった機器のプログラムはCを使って実装が必要だったのですが、JavaScriptで手軽に実装できるようになったんですね。

ヒューマンエラーについて考えてみる

2016年ももう終わりに近づいてきて、今年もあっという間に時間が過ぎてしまいましたね。私の今年は、慣れない管理業務や教育などで苦労していた感がありました。

仕事に慣れていない人だと思わぬミスをする確率が高いですが、ある程度慣れた人であってもミスをしてしまうものです。下記記事の通り、システムの運用においてもミスや障害がまだまだ課題としてある点がわかります。

 

【国内企業におけるシステム運用、約3分の1の企業が毎月数回の運用ミスや障害発生。最大の課題は「運用担当のスキル不足」で、二番目の課題は「自動化できてない」など】

http://www.publickey1.jp/blog/16/31.html

 

極力自動化できることがベストな解決策ではありますが、すぐに自動化するというのも中々難しいこともあるかと思います。人手での作業がある以上、下記サイトにある通り担当者のチェックを強化するという方策が考えられます。

 

【ヒューマンエラーを防ぐ30の方法】

https://happylifestyle.com/5003

 

【仕事でケアレスミスをなくすたった2つの方法】

https://careerpark.jp/6083

 

もちろんミスをゼロにするということは人手でやる以上非常に難しいことであり、ミスが発生した場合どのように今後発生させないか、根本原因を考えることも大事ですね。

 

【「小さなミスを軽く見る」人は一生伸びない】

http://toyokeizai.net/articles/-/141449


こういったことを、人に伝えるのは難しいなと感じた1年でした。。

DB選定の難しさ

システムを一から構築する場合、必ずといっていいほどDBを使うのですが、どのRDBMSを選定すべきかというのは中々難しい判断となります(私はDB選定の経験はないのですが…)。どのRDBMSを選んだかで、システムのパフォーマンスにも影響を与えることがあるので、アクセスが多くなる見込みの場合は慎重な判断が求められます(もちろんコストとの兼ね合いもありますが…)。

下記アシスト社のサイトにざっとDBの特徴を整理しているページがあるので、こういった情報は参考になると思います。

 

SQLの観点から「Oracle Database」「PostgreSQL」「MySQL」の特徴を整理しよう!】

https://www.ashisuto.co.jp/corporate/column/technical-column/detail/1197236_2274.html

 

基幹システムなど大規模なものはOracleが大半になると思いますが、WebではPostgreSQLMySQLなどオープンソースを使うこともあります。

オープンソースを使っている会社として下記の記事にアメリカのUber社があげられています。元々PostgreSQLを使っていたのですが、パフォーマンスの関係でMySQLへDBを移行したそうです。

 

【なぜUber EngineeringはPostgresからMySQLに切り替えたのか】

http://postd.cc/uber-mysql-migration/

 

かなり技術的な記事ですが、主にインデックスの構成の違いについて述べられています。もちろんどちらがよいというわけではなく、自分のシステムにあった方を選択すべきですが、こういった詳細な仕様は使ってみてはじめて分かるということが多いです。。

ITサービスは顧客と向き合っているか

IT業界のサービスは、法人向けであれコンシュマー向けであれ、言わずもがなですが必ず顧客が存在して成り立つビジネスです。この業界で働くと目先の改修要望等にとらわれてしまい、自分達のサービスが顧客にとってどのような価値を提供し、そもそもどのようなユーザをターゲットとするかといった広い視点を見失いがちです。

下記の記事は7年前に書かれた記事ですが、現在でも中々実践できていないというところが実情ではないかと思います。

 

【サービスとは顧客のことを考えられる人が勝つゲーム】

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090618/332195/

 

運用しながらサービス内容は変わっていくとは思いますが、どこかのタイミングで顧客と自社の関係を確認していく必要があると感じます。下記はターゲットマーケティングの記事ですが、こういった視点は活かせるのかなと考えています。

 

【成功事例に学ぶ 「ターゲット・マーケティング」とは】

http://www.bk.mufg.jp/houjin/riseupclub/2015/12/post-248.html

Jリーガーとサラリーマンの価値観

今年もJリーグが終わって、グランパスのJ2降格などいろいろ波乱もありました。強いチームを作るには、もちろんお金をかけることも必要ですが、お金以外のチームとしての組織力もないと降格してしまうというのが現実なんでしょうね。

J1のチームでも、ここ最近は好調でも以前はJ2であったりというチームもあります。サンフレッチェ広島川崎フロンターレは最近は上位にくいこむことが多くなってきたのですが、下記記事をみるとある時期で、それまでのサッカーからの転換点があるようです。

 

【泣くことすらできない病… 森﨑浩司の凄絶なサッカー人生に恩師ミシャはどう寄り添ったのか?】

http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=20011

 

【大久保も感謝する風間八宏の教え。プロ選手にも目から鱗だった「フリーの定義」とは?】

http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=20021

 

サッカーチームという人数が比較的小規模な集まりであっても、それまでのやり方であったり慣習にしばられてしまうものです。それが会社という大きな集団であれば、なおさらのことです。もちろん、上手くいっている時は問題ないのですが、どこかでやり方を変えなければ時は出てくるように思います。

今までのやり方を変えるにあたって、外部の人を登用する方法が多いと思いますが、会社内やチーム内の人でも問題意識を持つことはできると思います。下記記事ではそういった意識をもつための、自分の尺度や価値観を作る大事さが書かれています。

 

東芝と日立、なぜ両巨艦の明暗は分かれたか】

http://toyokeizai.net/articles/-/141521?display=b