とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

DB選定の難しさ

システムを一から構築する場合、必ずといっていいほどDBを使うのですが、どのRDBMSを選定すべきかというのは中々難しい判断となります(私はDB選定の経験はないのですが…)。どのRDBMSを選んだかで、システムのパフォーマンスにも影響を与えることがあるので、アクセスが多くなる見込みの場合は慎重な判断が求められます(もちろんコストとの兼ね合いもありますが…)。

下記アシスト社のサイトにざっとDBの特徴を整理しているページがあるので、こういった情報は参考になると思います。

 

SQLの観点から「Oracle Database」「PostgreSQL」「MySQL」の特徴を整理しよう!】

https://www.ashisuto.co.jp/corporate/column/technical-column/detail/1197236_2274.html

 

基幹システムなど大規模なものはOracleが大半になると思いますが、WebではPostgreSQLMySQLなどオープンソースを使うこともあります。

オープンソースを使っている会社として下記の記事にアメリカのUber社があげられています。元々PostgreSQLを使っていたのですが、パフォーマンスの関係でMySQLへDBを移行したそうです。

 

【なぜUber EngineeringはPostgresからMySQLに切り替えたのか】

http://postd.cc/uber-mysql-migration/

 

かなり技術的な記事ですが、主にインデックスの構成の違いについて述べられています。もちろんどちらがよいというわけではなく、自分のシステムにあった方を選択すべきですが、こういった詳細な仕様は使ってみてはじめて分かるということが多いです。。

ITサービスは顧客と向き合っているか

IT業界のサービスは、法人向けであれコンシュマー向けであれ、言わずもがなですが必ず顧客が存在して成り立つビジネスです。この業界で働くと目先の改修要望等にとらわれてしまい、自分達のサービスが顧客にとってどのような価値を提供し、そもそもどのようなユーザをターゲットとするかといった広い視点を見失いがちです。

下記の記事は7年前に書かれた記事ですが、現在でも中々実践できていないというところが実情ではないかと思います。

 

【サービスとは顧客のことを考えられる人が勝つゲーム】

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090618/332195/

 

運用しながらサービス内容は変わっていくとは思いますが、どこかのタイミングで顧客と自社の関係を確認していく必要があると感じます。下記はターゲットマーケティングの記事ですが、こういった視点は活かせるのかなと考えています。

 

【成功事例に学ぶ 「ターゲット・マーケティング」とは】

http://www.bk.mufg.jp/houjin/riseupclub/2015/12/post-248.html

Jリーガーとサラリーマンの価値観

今年もJリーグが終わって、グランパスのJ2降格などいろいろ波乱もありました。強いチームを作るには、もちろんお金をかけることも必要ですが、お金以外のチームとしての組織力もないと降格してしまうというのが現実なんでしょうね。

J1のチームでも、ここ最近は好調でも以前はJ2であったりというチームもあります。サンフレッチェ広島川崎フロンターレは最近は上位にくいこむことが多くなってきたのですが、下記記事をみるとある時期で、それまでのサッカーからの転換点があるようです。

 

【泣くことすらできない病… 森﨑浩司の凄絶なサッカー人生に恩師ミシャはどう寄り添ったのか?】

http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=20011

 

【大久保も感謝する風間八宏の教え。プロ選手にも目から鱗だった「フリーの定義」とは?】

http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=20021

 

サッカーチームという人数が比較的小規模な集まりであっても、それまでのやり方であったり慣習にしばられてしまうものです。それが会社という大きな集団であれば、なおさらのことです。もちろん、上手くいっている時は問題ないのですが、どこかでやり方を変えなければ時は出てくるように思います。

今までのやり方を変えるにあたって、外部の人を登用する方法が多いと思いますが、会社内やチーム内の人でも問題意識を持つことはできると思います。下記記事ではそういった意識をもつための、自分の尺度や価値観を作る大事さが書かれています。

 

東芝と日立、なぜ両巨艦の明暗は分かれたか】

http://toyokeizai.net/articles/-/141521?display=b

iモード終了に際して

先日、iモード端末の出荷が停止されるニュースがありました。私もiモードを使っていたので寂しさはあるのですがスマホが大勢の今、継続するのも困難とのことです。

 

【「iモード」をAndroidに移植しても“割に合わない”】

http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/1018922/110400053/?ST=trnmobile

 

せっかくなのでiモードのコンテンツをおさらいすると、基本的には公式コンテンツと勝手サイトに分かれていてアクセス先が内部サーバかインターネットに振り分けられます。下記記事にイメージ図があります。

 

【ASCII.jp:どうして携帯電話でインターネットできるの?】

http://ascii.jp/elem/000/000/428/428778/

 

iモードですが、スマホに先駆けて携帯電話からのインターネットアクセスを実現しています。下記の池田信夫氏のブログによると、勝手サイトの拡がりがiモード成功の一因と述べられています。

 

iモードの成功と失敗 : 池田信夫 blog】

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51757652.html

 

iモードの発想や仕組みは当時世界の先端を走っていたものの、やはりdocomoがキャリアという立場ということから、中々海外展開がスムーズにいかなかったようですね。

スルガ銀行の生き残り戦略

 一昔前は銀行は安泰といわれてましたが、今や銀行どうしの統合や破綻も珍しくなくなりました。現在でも法人向けの貸出が伸び悩み銀行を取り巻く環境も厳しい中、地方銀行スルガ銀行は好調なようです。

 

【すべての邦銀がスルガ銀行のようになれない理由】

http://m.jp.wsj.com/articles/SB12188716230581874349104582381563072799578?mobile=y&mod=JWSJ_EditorsPicks

 

他の銀行があまりやってない個人への融資で利益をあげているスルガ銀行ですが、独自に構築したシステムが成功の一因となっています。

 

【【スルガ銀行】独自モデルで高収益 住宅ローンに注力し「異端児」路線を邁進】

http://diamond.jp/articles/-/43168

 

業務を変える際に、システムを活用した良い例なのかなと感じます。

最近ではリクルートと提携してブライダル向けのローンも始めるそうです、こういったユニークな取り組みが強みの源泉となっているようです。

 

スルガ銀行に「リクルート支店」が登場、リクルートの各種サービスで金融面の利便性向上へ】

https://www.travelvoice.jp/20160406-64457

インターネット広告の効果測定

少し前に電通のインターネット広告のニュースがありましたが、広告が正しく表示されて効果がでてるか把握することは中々難しいですね。

 

電通の「不正取引」告白が照らした、インターネット広告業界の深い闇】

https://www.buzzfeed.com/satoruishido/dentsu-hutekisetsu?utm_term=.wa4ZZWqWn#.rhZXXQeQE

 

下記サイトによると、ネット広告から得られる効果は何種類かあり、うまく使えればそれなりに有用だそうです。また、効果の測定方法もいくつか紹介されています。

 

【ネット広告の効果|効果の高い理由と媒体まとめ】

http://markehack.jp/internet-advertising-effect/

 

また、下記サイトに無料でサイトアクセスなど分析できるサービスもありますので、自社で効果測定できるような環境を整えておくのが大事かもですね。

 

【Webマーケティングに役立つ無料分析ツール厳選5つ】

http://liskul.com/webmarketing-free-5tool-611

日本型ファンドの可能性

投資ファンドといえば主に株式や債券等に投資し値上がりで利益を出すことを生業としていて、アメリカが本場の業種です。そんなアメリカでは、最近だと破綻国の債券で利益を出しているファンドもあるそうです。

 

【破綻国家にたかる訴訟型「ハイエナ」ファンドのエグすぎる手口】

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50127

 

こういったケースだと訴訟に負けるリスクもあるので、ハイリスクハイリターンな感じはしますね。

日本でもファンドはもちろんあるのですが、一部上場企業企業の株式など手堅いものを対象としているものが多いような感じを個人的にはもっています。そんな中、少し前に日本のファンドであるインテグラルがアデランスの株を取得したとのニュースがありました。

 

【スピン経済の歩き方:日本のおじさんたちが、「アデランス」をかぶらなくなったワケ】

http://www.itmedia.co.jp/business/spv/1610/18/news037_0.html

 

アデランスの業績悪化の原因として男性かつらの不調があげられていますが、下記記事によるとかつら市場全体という観点でいうと、それ程縮んではないそうです。アデランスの業績悪化の要因として競合との競争も一因となっているようです。

 

【アデランスを追い詰めたかつら市場の"激変"】

http://toyokeizai.net/articles/-/140518

 

さて、アデランスの株式を取得したインテグラルですが、メディアでも度々みかける佐山展生氏が代表取締役のファンドです。スカイマークの支援なども行っていて企業再生案件を手掛けています、下記にインタビュー記事があります。

 

【佐山展生氏語る企業再生の本質】

http://search.news24.jp/news24/search/?keyword=%E4%BD%90%E5%B1%B1%E5%B1%95%E7%94%9F%E6%B0%8F%E8%AA%9E%E3%82%8B%E2%80%9C%E4%BC%81%E6%A5%AD%E5%86%8D%E7%94%9F%E3%81%AE%E6%9C%AC%E8%B3%AA%E2%80%9D&page=1&category=news&sort=news24_new

 

最終的な目的は再上場させて高値で株式を売却することですが、一度株式市場でNOを突き付けられた会社の株式を引き受けるのはリスクもあります。ただ、経営のやり方一つで、その会社の利益改善や従業員の雇用を守れるというのであれば、こういったファンドの存在意義は大きくなると思います。